森友学園をめぐる財務省・佐川前理財局長の証人喚問を来週に控え、与野党の攻防が激しくなっている。野党側は２３日午後、大阪拘置所で前理事長の籠池被告に接見する。籠池被告に対して野党議員は、安倍首相の昭恵夫人がどの程度関与したと認識しているのか尋ねる考え。

野党議員は、改ざん前の決裁文書にあったように昭恵夫人が籠池被告に「いい土地ですから、前に進めてください」と本当に発言したのか確認する。また財務省側から「身を隠してくれ」といった要請があったのかただす予定。

これに対して自民党からは、「これまでの籠池被告の発言やその変遷を考えると、真相究明にはつながらない」と非難する声があがっている。

一方、野党側は佐川氏の証人喚問を昭恵夫人の証人喚問などにつなげていく姿勢を強めている。

立憲民主党・福山幹事長「佐川さんの喚問は、入り口の入り口の入り口という位置づけの中で、より深く真相究明に国会の中でも役割を果たしていきたいと思う」

民進党・大塚代表「この手の話、官邸が全く知らないまま進むということは常識では考えられませんので、諦めずにどんどん追及をしてまいりたい」

対する与党側は佐川氏以外の証人喚問には応じない方針で、駆け引きが激しくなりそうだ。