財務省、佐川前理財局長の証人喚問を２７日に控える中、野党議員による２度目の接見が行われ、籠池被告から安倍昭恵夫人への小学校建設の報告は月一回のペースだったという。野党側は首相夫人の関与の強さを改めて強調した。

野党議員による籠池泰典被告との２度目の接見は、約５０分間行われた。国有地売却を巡る安倍昭恵夫人の関与に焦点をあて、質問を重ねたという。

２６日の接見によると、籠池被告は、当時・名誉校長だった昭恵夫人に工事の進捗（しんちょく）状況や生徒の募集などについて詳細を報告していたことを改めて強調したうえで、野党議員はそのペースは月一回程度だったことを報道陣の前で明らかにした。

野党議員「（Ｑ：小学校建設の昭恵夫人への報告は？）何回と（具体的には）なかったけど、およそ月１回くらいのペースで直接携帯電話に電話したという発言があった」

野党側は、籠池被告と昭恵夫人の証言には食い違いがあるとしており、これまで通り、引き続き昭恵夫人の証人喚問を強く求めていくことを強調した。