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空自にも「イラク日報」政府・与党に危機感

2018年4月6日 15:40

「存在しない」とされていたイラクでの自衛隊の「日報」が新たに航空自衛隊でも見つかったことについて、政府・与党内には危機感が広がっている。

菅官房長官は、「防衛省の職員ひとりひとりが、重く受け止める必要がある」と厳しい見方を示した。

菅官房長官「1週間に3回も大臣が国民の皆さんにおわびする事態となったことを、防衛省の職員ひとりひとりが重く受け止め、再発防止に向けて真摯(しんし)に取り組む必要がある」

与党幹部の一人は「ちょっと考えられない」と嘆いている。防衛省の政務三役経験者は「絶対にまた出てくると思う」と話している。また、ある自民党議員が「日報問題は根深い。抜本的に改革しないとダメだ」と語るなど、政府・与党内には危機感が広がっている。

一方、野党側は強く批判している。

共産党・志位委員長「実力組織が暴走しているわけですから、シビリアンコントロール、文民統制、全くきいていないと」

野党側は、政権の姿勢をただすため、安倍首相が出席する集中審議や、稲田元防衛相らの国会招致を求めている。

これに対し、与党側は6日朝、集中審議について「可能な限り努力する」と応じた。野党側は攻勢を強めている。