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“首相案件”文書めぐり 野党が激しく追及

2018年4月12日 2:07
“首相案件”文書めぐり 野党が激しく追及

加計学園の獣医学部新設をめぐり柳瀬元首相秘書官が「首相案件」と発言したと書かれた愛媛県の文書について立憲民主党の枝野代表は、発言を否定している柳瀬氏と愛媛県のどちらが嘘をついているのか、激しく追及した。

立憲民主党・枝野代表「論理的に(元秘書官の)柳瀬さんが嘘をついているか。愛媛県の担当者が聞いてもいないこと勝手に書いたか、二つに一つじゃないですかって聞いてます」

安倍首相「私は部下を信頼をして仕事をしているところでございまして、柳瀬元秘書官の発言を、私は信頼をしているところでございます」

安倍首相はこのように柳瀬氏を擁護した。

また、希望の党の玉木代表は文書に安倍首相と加計理事長が獣医学部新設について会話したとうかがわれる記述があることをただした。

希望の党・玉木代表「加計理事長との会食の中で、こういう会話が出てきたことはなかったんですね」

安倍首相「獣医学部の新設について話をしたことはなく、そしてご指摘のようなやり取りを行ったことはない」

文書が作成されたのは2015年4月なので、会話が事実なら安倍首相はその時点で学部新設の意図を知っていたことになるが、初めて知ったのはこれまで通り去年1月と説明した。

また、この会話の記述の中に名前が出てくる下村元文科相は、BS日テレ「深層NEWS」でやりとりを否定した。

下村元文科相「そういう発言はしていないです。ですからそれは事実じゃない。だから、いろいろなものがごっちゃになって、内容そのものは事実じゃないです」

下村元文科相は、愛媛県などが獣医学部新設を目指し構造改革特区に15回、申請し却下されたことを当時、大臣として文科省の職員に「改善の余地があるだろう」と話したことがあると説明し、そのことと混同された可能性があると主張した。