カジノを含むＩＲ（＝統合型リゾート）整備法案について、与党側は、１０日、参議院の委員会での審議入りを決めた。野党側は豪雨被害への対応を優先すべきだとして反発している。

１０日の参議院の内閣委員会での審議をめぐって、与党側は、当初提案していた安倍首相の出席を、西日本の豪雨災害の対応に専念するとして取りやめた上で、審議に入ることを決めた。

これに対して野党側は、法案を担当する石井国交相についても、「災害対応を優先すべき」などと主張し、審議入りに強く反発している。

国民民主党・矢田わか子議員「未曽有の水害が起こってですね、多くの方々が亡くなられ、そして今も行方不明の方々が大勢いらっしゃる。その中で、カジノ、リゾート、そんな法案審議をしてる場合かということで、やるべきではないと」

与党側は、法案を今の国会で成立させる方針だが、野党側は閣僚の問責決議案の提出も検討するなど、与野党の攻防が激しくなっている。