“カジノ法案”委員会採決で与野党攻防激化
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カジノを含むIR(=統合型リゾート)整備法案について、与党側は18日に参議院の委員会での可決を目指していて、与野党の攻防が激しくなっている。
野党側は石井国土交通相の問責決議案に続いて、法案を審議する内閣委員会の委員長解任決議案を提出した。
立憲民主党・福山幹事長「無理やりカジノ法案を通そうとしてきた自民党の罪は大きいと思います。このめちゃくちゃな国会については、国民にこの状況をしっかりお伝えすると共に、我々は我々の責任を果たしていきたい」
野党側は、17日にカジノ整備法案を担当する石井国土交通相の問責決議案を提出したが、18日午前の参議院本会議で与党などの反対多数で否決された。
野党側は続いて、法案を審議する内閣委員会の委員長解任決議案を提出するなど激しく抵抗している。しかし、与党側はこの後、これも否決した上で、18日の委員会採決を目指している。
一方、参議院の議員定数を6増やす法案をめぐっては、与党側は18日に衆議院の本会議で可決・成立させる方針。
ただ、衆議院の議事運営を決める議院運営委員会の古屋委員長の政治資金パーティーをめぐり、収入を実際よりも少なく収支報告書に記載した疑いがあると報道されたことが審議に影を落としている。
古屋氏は18日、与野党に対し「過少申告の事実はない」と説明したが、一方で調査は完了しておらず「続ける」とも話している。
このため野党側は「疑惑は解明されていない」と反発していて、古屋委員長の解任決議案を提出する構え。