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“カジノ”法案 委員会採決あすに先送り

2018年7月18日 21:35
“カジノ”法案 委員会採決あすに先送り

国会では参議院の定数を6増やす改正公職選挙法が18日の衆議院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。

改正公職選挙法は一票の格差を是正し、参議院の議員定数を6増やすほか、比例名簿上位に特定枠を設け、「合区」により候補者を擁立できなくなった県から優先的に当選させることができるようにするもの。

ただ、定数を増やすことには与党内にも異論があり、自民党の船田議員は採決を棄権した。また、野党も厳しく批判している。

国民民主党・玉木共同代表「豪雨災害で本当に苦しんでいる方がいる中で、自民党の自民党による自民党のための6増法案など許されるわけがありません」

一方、カジノを含むIR(=統合型リゾート)整備法案をめぐっては、野党側が法案を審議する参議院・内閣委員会の委員長解任決議案を提出した。

決議案はその後、否決されたが、与党側は18日に目指していた委員会の採決を19日に先送りした。与党側は法案を20日までに成立させる方針だが、野党側は内閣不信任案の提出も検討していて、今国会最後の攻防がやま場を迎える。