岸田首相 印モディ首相と会談へ G7を前に連携強化を
インドを訪問中の岸田首相はまもなく、モディ首相との首脳会談にのぞみます。現地から中継です。
岸田首相とモディ首相の看板が並ぶなどインド流のおもてなしが町の中には広がっています。
岸田首相がインドにきた最大の目的はG7広島サミットの成功にむけ影響力の増すインドとの連携を強化する事です。
岸田首相は日本時間午前11時半ごろ、ニューデリーに到着したあと「独立の父」ガンジーの記念碑で献花を行いました。
インドは、ロシアとの関係では、制裁を強めるG7とは一線を画して、近い関係にあります。
岸田首相は、G7の議長として、ロシアも入った枠組み、G20の議長を務めるモディ首相から協力を取り付けたい考えです。
インドは、ロシアから武器を輸入するなど友好関係があるほか、G7が主導するロシアに対する制裁にも慎重な姿勢です。
また、G20で存在感を増す「グローバルサウス」と呼ばれる新興国・途上国との関係でいうとインドは代表格でもあり、ある外務省幹部は「非常に難しいが影響力があるインドと腹を割って話すのが大事」と話しています。
また、岸田首相としては、広島サミットでロシアへの制裁やウクライナ支援の継続を確認したい中で「ロシア」や「新興国・途上国」への影響力を持つインドからの協力を得たい考えです。