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安倍首相、スー・チー国家顧問と会談

2018年10月10日 0:17

安倍首相は、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問と会談し、ミャンマーの少数派イスラム教徒・ロヒンギャが難民化している問題に対し、日本として支援していく考えを重ねて示した。

会談で、安倍首相は、迫害され難民化しているロヒンギャの問題について、ミャンマー政府が設置した独立調査団による迫害などの実態調査が重要であるとの考えを示した。その上で、帰還民のための住宅建設などを日本として支援していることを改めて強調した。

これに対し、スー・チー氏は「日本の支援に感謝し、評価する」と応じ、独立調査団が効果的に調査できるよう進めていることや、帰還民の受け入れに最大限取り組んでいることを説明した。

安倍首相「この問題は複雑かつ、深刻であり、日本はミャンマーとともに考え、ミャンマー政府による問題の解決に向けた取り組みを支えていきます」

ロヒンギャは、ミャンマーの治安部隊による迫害などの結果、去年8月以降、およそ70万人がバングラデシュに逃れ、難民化していて、国際社会のミャンマー政府への非難が強まっている。

ただ、日本としては、ミャンマー政府を支援していくことで問題の解決をはかる方針。