民放連が要望 NHK「ネット同時配信」に
NHKが来年度の実現を目指す「インターネットによる常時同時配信」について、民放連(=日本民間放送連盟)は経費の上限枠を維持することなど8項目の要望をNHKに示した。
民放連は要望書で、ネット常時同時配信の経費の詳細を明らかにするとともに、経費を最大でも受信料収入の2.5%以内に収めることを求めた。
これは民放だけでなく、通信系企業などもネット配信ビジネスに取り組む中、NHKが資金を制限せずに参入すれば、健全な競争を阻害しかねないため。
民放連はまた、「もうけすぎ」との批判もある子会社の改革や外部監査の導入、4K・8K放送が始まれば4つのチャンネルを持つことになる衛星放送の見直しなど、合わせて8項目の要望をNHKに示した。
民放連幹部は「これまでの要望を整理したもので、実現を強く求めたい」としている。