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入管法改正案めぐり野党側が法相不信任案を

2018年11月27日 11:52
入管法改正案めぐり野党側が法相不信任案を

国会では外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法改正案をめぐる与野党の攻防が大詰めを迎えている。野党側は27日午前、改正案の委員会での採決を阻止するため、山下法相の不信任決議案を提出した。

野党側はさらに、本会議の開催を阻止するため議院運営委員長の解任決議案の提出も検討している。国会はこれから夜にかけて緊迫した駆け引きが続く。

立憲民主党・逢坂誠二議員「まだまだ議論しなければならないことは山積しているにもかかわらず、委員長が職権で今日の(委員会)採決を決めている。絶対に許すことはできない」

与党側は「十分な審議ができた」として、27日、衆議院の法務委員会で法案の採決を行う構えだったが、野党5党1会派が山下法相の不信任決議案を提出したことで、採決はいったん見送られた。

自民党・二階幹事長「会期に限りがあるでしょ。方針通り成立させたいと思っております」

与党側は来月10日に迫った今の国会の会期内の法案成立を目指していて、何としても27日中に法案を参議院へ送りたい考え。そのため、午後の衆議院本会議で不信任決議案を否決したうえで、27日中に委員会と本会議で法案の採決まで行う方針。

本会議は夜までもつれ込みそうで、与野党の攻防は山場を迎えている。