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職権で憲法審査会開催へ 立民など欠席方針

2018年11月28日 22:27
職権で憲法審査会開催へ 立民など欠席方針

衆議院の憲法審査会は、今の国会で初めてとなる審査会を29日に開催することを会長の職権で決めた。

衆議院の憲法審査会は28日夕方、議論の進め方を協議する幹事懇談会を開いた。懇談会には自民・公明の与党に加え、憲法改正に前向きな日本維新の会などが出席したが、立憲民主党などの野党は欠席した。

このため、自民党の森憲法審査会長が職権で29日に審査会を開催し、幹事の選任を行うことを決めた。全会一致を原則としてきた憲法審査会を職権で開催することは異例で、これに反発する立憲民主党などは29日の審査会も欠席する方針。

立憲民主党・山花筆頭幹事「非常に遺憾に思っていますし、職権で(審査会を開催)ということになりますと出席は難しい。修復はなかなか大変かなというふうに思っています」

安倍首相は、自民党の憲法改正案を「たたき台」として憲法審査会に示し、憲法改正の議論を前に進めたい考え。しかし、ある自民党の幹事が「難しい。不可能だ」と嘆くなど、来月10日の会期末までに憲法改正案を提示するのは極めて難しい情勢となっている。