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統計不正問題 前政策統括官を参考人招致

2019年2月8日 15:22
統計不正問題 前政策統括官を参考人招致

衆議院の予算委員会では、野党側が厚生労働省の不正統計調査問題で更迭された前政策統括官を参考人として出席させ、追及を続けている。

厚労省の大西前政策統括官は去年12月に統計の不正が発覚したときの担当者で、野党側は発覚後の対応が適切だったのか追及した。

立憲民主党・川内議員「厚労大臣は、累次にわたって、審議官、そして大西前政策統括官から説明を聞いたと、答弁をしてらっしゃいます。そのときに陪席をしていた厚労省幹部を大西さん、教えてもらえますか」

厚労省・大西前政策統括官「厚生労働審議官と、私の2名でございました」

野党側は、大西前政策統括官が統計委員会の指摘から大臣に報告するまで1週間かかった理由や経緯について細かく追及することで、隠ぺいの意図などがなかったか明らかにしたい考え。

また、立憲民主党の川内議員は、特別監察委員会の中間報告について、厚労省のどの部署がたたき台を作成したのかただした。これに対し厚労省の定塚官房長は統計を担当する部局ではなく大臣官房の人事課の職員が作成していたことを明らかにした。

野党側はこの後も大西前統括政務官が今回の問題のキーマンと見て追及する方針で、全容を解明につなげることができるかが焦点。