×

安倍首相、塚田副大臣を罷免しない考え示す

2019年4月4日 15:41
安倍首相、塚田副大臣を罷免しない考え示す

参議院の決算委員会で安倍首相は、道路の整備計画をめぐり「忖度(そんたく)発言」をした塚田国土交通副大臣を罷免しない考えを改めて示した。

「事実と異なる発言をした」と釈明する塚田副大臣に対し、国民民主党の磯崎議員は、嘘をついている認識はなかったのかと重ねて追及した。

国民民主党・磯崎議員「お話しされてるときに自分が何をしゃべっているか認識されていなかったんですか」

塚田国交副大臣「たいへん大勢の方の会合だったものですから、熱が入ってしまい、発言をしてしまったということでございます」

国民民主党・磯崎議員「うそをついたという認識はございますか」

塚田国交副大臣「うそを言っているという認識で発言をしたわけではございませんが、事実でないことでございましたので、謝罪をし撤回をさせていただいた」

国民民主党・磯崎議員「たとえその場の雰囲気が盛り上がっていようとも、政治家が支持を集めるために、(有権者の)皆さんの前でうそをつくということ、どのように受けとめられますか」

安倍首相「もちろん、真実を述べなければならないと」「事実と異なることを有権者の前で述べたという事は重大な問題であろうと思います。塚田議員におきましては、しっかりと肝に銘じていかなければならないと」

国民民主党・磯崎議員「肝に銘じるだけでよろしいんでしょうか。やはり総理として、大きな決断をされるべきではないかなと思いますけれども」

安倍首相「本人からしっかりと説明すべきであり、そのことを肝に銘じて、職責を果たしてもらいたいと思います」

塚田氏の進退をめぐって官邸幹部は、「大丈夫だ」と強気の姿勢。しかし統一地方選の最中なだけに、与党からは「国会に迷惑をかけたら辞めざるを得なくなる」と早期の辞任を求める声も出ている。