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野党“忖度”塚田氏追及 与党から辞任論も

2019年4月4日 12:23
野党“忖度”塚田氏追及 与党から辞任論も

国会では安倍首相も出席して決算委員会が行われている。野党側は塚田国土交通副大臣の「忖度(そんたく)発言」を引き続き追及している。

政府与党としては新元号発表で内閣支持率が上がったところに、冷や水を浴びせられた形で、与党内からも辞任論が浮上している。

この問題は、塚田氏が福岡県と山口県を結ぶ道路の整備計画が進展したことをめぐって「安倍首相や麻生副総理が言えないから、私が忖度して応じた」などと発言したもの。その後、発言を撤回、陳謝したが野党側は追及を強めている。

立憲民主党・蓮舫参院幹事長「これは忖度じゃなくて、もう利益誘導です。税金は自民党のためのものだとまさに明言しているようなものですから、この内閣で増税なんかできないと思いますし」

統一地方選の真っ最中だけに与党内からも「完全にアウト」「国会に迷惑をかけたら辞めざるを得なくなる」と早期の辞任を求める声が出ている。

ただ官邸幹部は「大丈夫だ。野党は他にやることがないんだろう」と強気の姿勢。

一方、社民党の又市党首は4日午前、決算委員会で塚田副大臣の更迭を求めたが、安倍首相はこれを否定した。又市党首は「うそをついて票を集める。そういう利益誘導まがいのことをやったのではないか」と厳しく指摘した。