統計不正“キーマン” 野党側の追及は不発
厚生労働省の統計不正問題をめぐり、問題発覚時の統計担当で更迭された大西・前政策統括官は、国会で、上司への報告は不正を知った5日後だったことを明らかにした。
大西・前政策統括官「(上司への最初の報告は)12月18日でございます。(部下の)参事官から一報という形でお話をした。12月13日に(不正を)初めて知ったところでございます」
さらに大西氏は、12月19日に事務方トップの事務次官に自ら報告したと説明した。
大西氏は問題発覚時の担当者だけに、野党側は「統計不正問題のキーマン」と位置づけ、国会への出席を強く求めていた。しかし、大西氏への質問は7回にとどまったうえ、目立った新事実も明らかにならず、野党側の追及は不発に終わった。