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新元号6つの候補 考案者がすべて判明

2019年6月5日 19:57

政府が新元号を決めるにあたり、最終的に絞り込んだ6つの候補の考案者がすべてわかった。

政府は、新元号を決めるにあたり、各界の有識者や閣僚らに「令和」以外の候補として「英弘」「久化」「広至」「万和」「万保」を示したことがわかっている。

複数の政府関係者への取材で、このうち、「令和」は国際日本文化研究センターの名誉教授で、万葉集を専門とする中西進氏が考案したものだということだが、新たに、「英弘」「久化」「広至」「万保」を考案したのは、中国哲学に詳しい、中央大学の名誉教授宇野茂彦氏であることが明らかになった。

また、「万和」は、中国文学に詳しい二松学舎大学・元学長の石川忠久氏が考案したという。

政府は、元号案を委嘱、正式に考案を依頼した人数を明らかにしていないが、関係者によると、5人に依頼していたという。

中西氏、宇野氏、石川氏以外には、東洋史を専門とする東京大学名誉教授の池田温氏と、国文学者1人に依頼していて、その2人の案は最終候補には残らなかったという。