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安倍首相「不正確で誤解与えるものだった」

2019年6月10日 21:47
安倍首相「不正確で誤解与えるものだった」

安倍首相は、老後の生活には「年金だけでは足りない」などとした金融庁の報告書について、「不正確で誤解を与えるものだった」と述べた。

立憲民主党・蓮舫参院幹事長「日本は一生懸命働いて、給料をもらって、勤めあげて、退職金をもらって、年金をいただいて、それでも65歳から30年生きると2000万円ないと生活が行き詰まる、そんな国なんですか」

安倍首相「これは金融庁から発表された数字なんだろうと、こう思っておりますが、これは不正確であり、誤解を与えるものであった」

立憲民主党・蓮舫参院幹事長「この報告書、読みました?」

麻生副総理「冒頭の部分、一部、目を通させていただきました。全体、読んでいるわけではありません」

また、これまで自公政権が年金制度を「100年安心」とうたってきたことについて、立憲民主党の蓮舫参院幹事長は「100年安心がウソだった」と追及した。

これに対し安倍首相は「今年度の年金は0.1%の増額改定となり、現在の受給者、将来世代の双方にとってプラスだ」「積立金は6年間で44兆円となった」などと指摘し、「公的年金の信頼性は、より強固なものとなった」と強調した。

野党側は、この問題について夏の参議院選挙の争点となるとみて、攻勢を強める構え。