萩生田氏“2003年にはキックバックの仕組みあった” 政倫審
自民党のいわゆる裏金事件をめぐり旧安倍派の萩生田元政調会長は、18日の衆議院政治倫理審査会で2003年にはすでに、パーティー券収入の一部をキックバックする仕組みがあったことを明らかにしました。
自民党・萩生田元政調会長
「平成15年(2003年)の初当選時、当時の事務総長から毎年、派閥のパーティーを開催し、議員には当選回数や役職に応じたいわゆる販売ノルマがある。ノルマを超過して販売した分は政治活動費として返すとの説明を受けた記憶がございます」
萩生田元政調会長は、2003年に初当選した際、安倍派の当時事務総長からパーティー券販売のノルマ超過分はキックバックされると説明を受けたと述べました。
その上で、キックバック分を不記載とする扱いについては翌2004年に事務所担当者が派閥の事務局長から「収支報告書には記載しない取り決めがある」と説明を受けていたものの、自らは裏金問題の発覚後に認識したと述べました。
一方、一度中止が決まったキックバックが安倍元首相の死後に、再開された経緯については、「再開の協議には一切関わってない。相談を受けたこともない」と自らの関与を否定しました。