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難病のALS、舩後氏の今後の議員活動は?

2019年8月1日 14:25
難病のALS、舩後氏の今後の議員活動は?

参院選で初当選した舩後靖彦氏。難病のALSを患い全身を動かすことができません。口でチューブを噛(か)むと、パソコンのカーソルが動き、画面には『宜しくお願い致します。舩後でございます』と表示されました。インタビューは介助者の手を借りて行います。

記者「当選された今の気持ちは?」

(舩後氏)「興奮冷めやらぬ思いです」

目の動きで文字盤から1文字ずつ選びます。時間はかかるものの、意思を伝えることができる舩後氏。議員として活動するため、国会ではいくつかの対応が。通常より大きい車イスを使用する舩後氏、このままでは議席につけないため、改修工事が行われました。議席を取り外し、車イスのスペースを確保したのです。

また採決の際には、登壇して投票する必要がありますが、介助者が代わりに投票することを認めるなど新しいルールの導入が決まりました。こうした配慮について舩後氏に聞くと『皆様の血税を使わせていただき』と、涙を流す様子も。

ほとんどの国会議員は当選後1年以内に国会で質問に立つことになります。

記者「質問に立つことも考えている?」

(舩後氏)「国会議員になってまだ僕は1年生なので、これから色んなことを学んで、必要があれば登壇して話をする、簡単に答えられることではない」

8月1日、初登院となった舩後氏――

(舩後氏)「みなさんのご期待に応えられるようにしたいと思います」


【the SOCIAL viewより】