日韓外相会談が終了 主張は平行線のまま
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日韓関係が悪化する中、河野外相は韓国の康京和外相とタイのバンコクで会談した。しかし、韓国への輸出管理の強化などをめぐり、双方の主張は平行線のままだった。
会談終了後、康外相は、輸出手続きを優遇するいわゆる「ホワイト国」から韓国を除外しないよう強く求めたことを明らかにした。
康京和外相「その要請は確かにした。もし(ホワイト国からの除外が決定)されるとしたら、両国関係に及ぼす厳重な影響についても確かに話した」
康外相は、さらに「安全保障での協力の枠組みに影響がある可能性がある」と伝えたことも明らかにした。ただ、「対話を通じた問題解決のために時間が必要だ」とも話したという。
これに対し、河野外相は、軍事的な転用が可能な物資について輸出管理を強化することは安全保障上、必要な見直しだなどと説明し主張は平行線のままだった。
また、日本が輸出管理の強化に踏み切った要因の一つである、いわゆる元徴用工訴訟をめぐり、河野外相は日本企業に実害が生じないよう、韓国側に改めて対応を求めたが新たな方針などは示されなかった。
日韓関係は改善に向けた糸口すら見出せない状況になっている。