来日している、アメリカのビーガン北朝鮮担当特別代表は、外務省の滝崎アジア大洋州局長と会談し、拉致問題を含む北朝鮮問題で緊密に連携していくことを改めて確認した。

北朝鮮がアメリカとの非核化交渉の期限を年末とする中、ビーガン氏は１７日までの韓国訪問中に、北朝鮮に対話を呼びかけた。しかし、日本の外務省幹部は「ビーガン氏は北朝鮮とは接触できなかった」と明らかにしている。

会談では、こうした北朝鮮をめぐる最新の情勢について意見交換し、今後の対応をすり合わるとともに、引き続き、日米韓の３か国で緊密に連携していくことを確認した。

また、日本側は、来週、行われる日中韓首脳会談でも、北朝鮮問題について協議する見通しであることをアメリカ側に伝えたという。