普天間移設先 辺野古の工事期間は約10年
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先となる、名護市辺野古での工事期間について、政府が従来の倍の期間となるおよそ10年と見積もっていることがわかった。移設は2030年代にずれ込む公算が大きくなっている。
日米両政府が2013年に合意した計画では、移設先の工事期間を5年と見込んでいた。しかし、埋め立て予定地に軟弱な地盤があったことから、政府が工事期間について、およそ10年と見積もっていることがわかった。今月25日に行われる専門家による技術検討会で示される見通し。
関係者によると、政府は地盤改良のための設計変更を年明けにも沖縄県に申請するが、沖縄県は承認しない姿勢で、工事に入るための法的な措置には更に時間が必要となる。
普天間基地の辺野古への移設は2030年代にずれ込む公算が大きくなった。