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“疑惑”の議員ら通常国会に…説明責任は

2020年1月20日 19:02
“疑惑”の議員ら通常国会に…説明責任は

通常国会が20日に召集され、選挙区の有権者に金品をおくった疑いが指摘されて辞任した菅原前経済産業相ら疑惑がもたれている議員らも国会に姿を見せた。

いずれの議員も捜査中であることなどを理由に疑惑について説明することはなかった。

自民党・菅原前経産相「告発が出されている状況の中で、当局に対してまず説明をして、また協力をした中で、その上でまた明快な説明をしていきたい」

菅原氏に対しては、与野党からは厳しい声が上がっている。

国民民主党・原口国対委員長「説明になってません。告発されてるから?だって自分で説明するからって言って辞めたでしょ。姑息(こそく)千万」

また自民党内からも「質問に答えたら、なぜ支障があるのか」「国民も納得できない」などの批判が出ている。

一方、IR(=統合型リゾート)施設への参入をめぐる汚職事件で事務所が家宅捜索を受けた自民党の白須賀貴樹議員は、「コメントは控える」と繰り返した。

また、公職選挙法違反の疑いが指摘されている自民党の河井案里参議院議員と夫の河井前法相は、20日も詳しい説明を避けている。

野党側は徹底追及の構えだが、「説明責任を果たす」とはどういうことなのか、国会論戦を通じ政府・与党の姿勢が問われることになる。