国民・玉木代表“不倫デート”報道認め謝罪「私の心の弱さ」 衆院選“躍進”の後に…
首相指名選挙投票日の11日、有権者を驚かせたのは、今後の政局のキーパーソンと言われていた国民民主党・玉木代表の不倫報道でした。不倫報道を認め、謝罪した玉木代表。石破首相の政権運営への影響は出るのでしょうか。
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11日朝、開かれた“緊急会見”。
国民民主党 玉木代表
「家族のみならず、期待を寄せていただいた、全国の多くの皆様に心からおわびを申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」
深々と頭を下げた国民民主党・玉木雄一郎代表。
玉木代表
「報道された内容については、おおむね事実です。家族、特に妻には全て話しました。こんな大事な時期に、こんな報道されて『何やってんだ』と、強く叱責を受けました。全くその通りで、謝罪しても謝罪しても、許されるものではないと思っておりますが、謝罪を続けたいと思います」
「週刊FLASH」のインターネット版「SmartFLASH」で報じられた、香川県高松市の観光大使を務める元グラビアアイドルの女性との“不倫デート疑惑”。玉木代表は“おおむね事実”と認めました。
玉木代表
「(女性は)元々地元で観光大使をされてましたので、様々なイベントでご一緒することがありましたので、具体的な時期は覚えてませんけれども、それが最初のきっかけだったと記憶をしております。妻子のある身で、他の女性にひかれたということは、ひとえに私の心の弱さだと思います」
先月行われた衆議院選挙で、躍進を遂げた国民民主党。“103万円の壁”の見直しなどを公約に掲げ、議席数は選挙前の4倍に大きく伸ばしました。
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選挙翌日、鈴江奈々キャスターの取材では…
玉木代表(10月28日)
「よく国民民主党を見つけてくれて、ありがとうって感じですよ。だから感謝、もう感謝の気持ちでいっぱいです」
与党が大敗し、発言力を高めた国民・玉木代表。
玉木代表
「我々ポストはいらない」
鈴江キャスター
「閣僚ポストは?」
玉木代表
「閣僚とかそういうのは全然いらなくて、国民のための政策がほしい」
今後の“政権運営のカギ”を握る1人でしたが、11日、“スキャンダル”が明るみに出ることに。
──倫理観が重要な中、その倫理を守れなかった人が国を引っ張っていけるとお考えですか?
玉木代表
「妻から全く同じことを言われました。『一番近くにいる人を守れない人が国を守れない』、まさに妻から厳しく言われた言葉の1つ。その言葉を改めて胸に刻み、反省をして、少しでも国益にかなう仕事ができるように、政策が実現できるように、妻からも言われた通り、全力で取り組んでいきたいと思っています」
──代表・顔という立場では、ふさわしくないんじゃないか
玉木代表
「当然のご意見だと思います。ですから私がどうこうしたいではなくて、まずは党の仲間に意見や判断を聞きたい」
報道によると、女性との“密会”の1つは、10月の衆院選後だったといいます。
玉木代表
「10月30日夜(衆院選後)会うことは妻に報告していました、事前に。やましい気持ちはありませんけれども、ただ選挙の直後に妻子のある男性が女性と2人で会うことは、外から見たらどう考えても、いろんなご指摘を受けることは当たり前。その点(衆院選直後の密会)については、批判は甘んじて受けたい」
──いい気になっていたり、高揚していたり、選挙の後も続けていたのでは
玉木代表
「27日投開票・28日と、ずっと寝ていませんでしたし、正直ご指摘いただいたように、浮かれていた部分があった。冷静さを失った行動だったと反省しています」
玉木代表は“浮かれていた部分があった”と反省を口にしました。
──交際関係があったのかどうか
玉木代表
「全て妻に話しています。その上で妻からも厳しい叱責を受けました。『ちゃんとしろ』ということも言われましたので。これあくまでプライベートなことですので、家族の意向やあるいは相手もありますので、詳細については、家族の問題としてご理解いただければと」
──7月、地元のホテルで一緒に泊まったとき、奥様に言ってないんですよね
玉木代表
「言っています」
──事前に
玉木代表
「言ってます、会うことも言っています」
──ホテルで
玉木代表
「はい」
──一緒に泊まられたことを
玉木代表
「いや一緒に泊まるとは言ってませんけど、ホテルで会うってことは伝えてます」
──何をするってことで
玉木代表
「そのときの話について、全て妻に話をしています。その中で強く叱責されましたし、『何やってんだ』ということを言われた」
妻とのやりとりを明かした玉木代表。言葉を詰まらせる場面もありました。
玉木代表
「私の妻はですね…日本一…夫のために…地元を守ってくれる妻です。妻子ある身で、他の女性に好意を持ったという事実は、本当に申し訳ない。妻には謝っても謝りきれない」
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地元の有権者は…
地元有権者(香川・高松市)
「本当の話だったらちょっとがっかり。頑張ってほしいと思って選んだ人だから。最近は代表として、どんどん知名度も上がっていたし。やっぱりいけないですよね、政治でいいところ見せてほしかった」
地元有権者
「すごく頑張っていらっしゃって、全国的にも有名な方なので、ショックな感じがします」
11日の会見では“自身の名前”を書くとしていた、首相指名選挙についての質問も。
──国民民主党として、玉木雄一郎と書くという方針に変更は
玉木代表(11日午前9時半すぎ)
「12時の両院総会で改めてはかりたいと、仲間の意見を聞きたいと思います」
玉木代表は「両院議員総会で仲間の意見を聞きたい」と説明しました。