初登院の日 国民民主・玉木代表“不倫デート”で謝罪、首相指名選挙は30年ぶりの決選投票
11日、特別国会が召集され、衆院選で当選した議員にとっては国会に初登院する“はれの日”となりました。首相指名選挙も行われますが、飛び込んできたのは、今後の政局のキーパーソンと言われていた国民民主党の玉木代表の不倫報道でした。
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衆院選で当選した議員にとっては国会に初登院する“はれの日”となった11日。現役最年少、25歳の新人・大空幸星議員や、前・名古屋市長も…
15年ぶりに国政復帰 日本保守党・河村たかし議員(76)
「総理を狙う76歳、アゲイン」
多くの議員が笑顔を見せる中…
国民民主党 玉木雄一郎代表(11日午前9時半すぎ)
「報道された内容については、おおむね事実です」
初日から国会は大きく揺れました。
衆院選で敗北し、過半数を割ったことで野党の協力が不可欠となった政府与党。石破内閣は11日朝、臨時閣議で総辞職しました。
その後、立憲民主党の野田代表と会談。野田代表は政策活動費の廃止など、政治改革を進めていくよう求め、石破首相も対応する姿勢を示しました。
立憲民主党 野田代表
「しっかりとお互いに向き合って、ライバル同士で合意をするというのが政治改革ですので、その原点は忘れないようにということは、これからも何回もクギを刺していきたいと思います」
石破首相は衆院選で議席を4倍に伸ばした国民民主党の玉木代表とも会談。会談で玉木代表は、公約で掲げた“年収103万円の壁”の見直しなどを強く求めました。
躍進を背景に、少数与党に政策をのませたい玉木代表ですが、元グラビアアイドルとの不倫デートが報じられました。
国民民主党 玉木代表
「他の女性にひかれたということは、ひとえに私の心の弱さ。冷静さを失った行動だったと反省しています」
おおむね事実と認めて謝罪。
国民民主党 玉木代表
「代表をどうするのかということについては、仲間にはかりたいというふうに思います」
自身の進退などについて、所属議員から意見を聞くとした玉木代表。
国民民主党 玉木代表
「(初登院の)ハレの日にまず冒頭、皆さんにおわびをしなければなりません。私のプライベート、個人的な問題で多くの皆さんにご迷惑をおかけしました」
このあと首相の指名選挙も控える中、党内からは「とても玉木さんの名前は書けない」との声も…
総会後、榛葉幹事長は…
国民民主党 榛葉幹事長
「様々ご意見を述べていただいて、最終的には全会一致で、首相指名選挙は玉木雄一郎と書くということで決定しました」
──玉木代表が続投の方針を確認された?
国民民主党 榛葉幹事長
「そうです」
──代表選を行うべきだとか…
国民民主党 榛葉幹事長
「ないです」
──進退考えてほしいという意見も…
国民民主党 榛葉幹事長
「ありませんでした」
玉木代表の続投について反対意見は出なかったと強調しました。
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その後、行われた首相指名選挙。渦中の玉木代表はしっかり自身の名前を記入。
1回目の投票では誰も過半数に届かず、実に30年ぶりとなった決選投票。立憲民主党は他の野党に野田代表への投票を呼びかけていましたが…
自民党 額賀議長
「石破茂くんを内閣総理大臣に指名することに決まりました」
第103代首相に任命された石破首相(自民・石破茂 221票 立憲・野田佳彦 160票)。院内が拍手に包まれた後、大きなため息をひとつつきました。
11日夜に発足する第2次石破内閣。少数与党となった中、厳しい政権運営が待ち受けています。