“IR基本方針”来月以降にずれ込む公算
政府が今月末をめどに予定していたカジノを含むIR(=統合型リゾート)整備のための基本方針の正式決定が、来月以降にずれ込む公算となった。
政府は去年9月に、IRを設置する都市を選ぶ際の評価基準を盛り込んだ基本方針の原案を公表した。政府は当初、この基本方針を今月末に正式決定したいとしていたが、複数の政府関係者によると、IRへの参入をめぐる汚職事件の影響などもあり、検討に時間がかかっていて、来月以降にずれ込む公算となった。
政府内には、基本方針で政府や関係自治体の職員と事業者の接触にルールをつくるべきとの意見もあり、政府は国会審議の動きなども見極めて、内容や決定時期を判断する。
一方、来年1月から始めるとした誘致自治体による計画の国への申請には影響が出ないようにしたい考え。