LINEで“河井ルール”法定以上の報酬か
去年の参議院選挙の前に自民党の河井案里参院議員と夫の河井前法相の政党支部に党本部から合わせて1億5000万円が振り込まれていたことについて、自民党幹部からも驚きの声があがっている。
自民党の下村選対委員長が「相場の10倍で本当に驚いている」と語るなど金額の大きさに自民党内にも波紋が広がっている。
自民党・下村選対委員長「私にとってもちょっと想像超えてますね。相場の10倍ですよね。桁がちょっと違うなっていうことで、ちょっと本当に驚いてます」
下村氏はさらに、巨額の資金を動かす場合は「幹事長あるいは総裁の判断」と述べた。自民党関係者は「金額が表に出ること自体あり得ない。案里議員が答える必要もなかった」と話している。
一方、案里議員をめぐっては、去年の参院選でいわゆるウグイス嬢に法律の規定を上回る報酬を支払った疑いが指摘されている。
NNNが入手した案里議員の陣営のものとみられるLINEでは、「河井ルールで行ける様にしたい」「集めるときには法定と言って集めておきます」などのやりとりがなされている。法定以上の報酬を支払うことが、陣営内で「河井ルール」と呼ばれていたとみられている。
河井案里議員「(Q河井ルールについてご説明いただけますか)…」
来週から予算委員会での質疑が始まるが、疑惑をめぐって激しい論戦となりそうだ。