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2社、防衛省に過払金など約105億円納入

2020年1月24日 23:18

防衛省に戦闘機の部品などを納入している2つの会社が過大な請求を行っていた問題で、この2社は24日、過払い金などおよそ105億円を防衛省に納入した。

この問題は、F15戦闘機の部品などを製造・納入しているKYBと住友精密工業が、作業の工数を実際より多く申告し、防衛省に対し過大な請求を行っていたもの。

去年1月に両社から自主的な報告を受け、防衛装備庁が調査を行っていた。その結果、KYBにおよそ43億円、住友精密工業にはおよそ15億円の過払い金があったことが分かった。

延滞金・違約金も含めKYBがおよそ80億円、住友精密工業はおよそ25億円、合わせて、およそ105億円を防衛省に納入した。

ただ、今回の事案では、納入企業側が自主的に不正を申告したため、指名停止などの処分は行われなかった。