“感染疑い”クルーズ船 外国人入国拒否へ
安倍首相は、政府の新型コロナウイルス対策本部で、感染者が出た疑いのある香港発のクルーズ船「ウエステルダム号」が日本に寄港する際に、乗っている外国人の入国を拒否する方針を明らかにした。
ウエステルダム号は、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」とは別に乗船者に感染の疑いが確認された船で、日本への入港が予定されているという。
安倍首相「(ウエステルダム号の外国人は)特段の事情がない限り入管法に基づいて、その入国を拒否する措置を追加することといたします」
この入国拒否の措置は、7日午前0時から始まった。
安倍首相は、今後も同じようなケースでは、同様に外国人の入国を拒否する方針を示した。
政府関係者によると、ウエステルダム号には日本人も数人乗っているという。
ただ、複数の政府関係者は、ウエステルダム号は乗船者のほとんどが外国人であることから、日本で乗船者を下ろすことはなく、日本人は、一度香港に戻ってから帰国することになるとの見通しを示している。