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“タケノコ発言”市議 議会出席1日停止も…「懲罰は勲章だ」 沼津市民「常識から外れている」

2023年10月17日 20:22
“タケノコ発言”市議 議会出席1日停止も…「懲罰は勲章だ」 沼津市民「常識から外れている」

静岡県の沼津市議会で、“市の土地に生えたタケノコを売っている”と受け取れる発言をしたとされる市議へ懲罰動議が可決されました。

   ◇

16日夜、静岡県・沼津市議会では――

議長
「江本浩二議員に1日間の出席停止の懲罰を科することは可決されました」

江本浩二市議は懲罰を受け入れ、議会の出席が1日停止となりました。

江本市議は“市の土地に生えたタケノコを売っている”と受け取れる発言をしたとされています。その発言は9月27日に「実は、私の農地の中にも市の土地が存在しています。その土地は現在、竹林として管理をして、そこから毎年タケノコを掘って利益を得ています。販売しています」という発言です。

16日、市議会は「この発言が議会の権威と品位を汚した」として議場での陳謝を要求。しかし、江本市議はこれを拒否。その後、2回目の“懲罰”で「議会の出席が1日停止」となりました。

沼津市 江本浩二市議
「懲罰は勲章だと思っている。多数の皆様からこんな発言を許しておいたらやばいぞと思われ、懲罰を科すということも考えられるので、それは勲章だと思っています」

そもそも、この“タケノコ発言”は、同じ会派の山下富美子市議の“駐車場問題”をめぐり、擁護する形で飛び出したものでした。山下市議が「市の土地」を有料駐車場として貸し出していたとされるものです。

相次いで問題が起きている市議会に、沼津市民はどう思っているのでしょうか。

沼津市民
「一般の人だったら考えられないようなことをやっている。駐車場の問題にしても常識から外れているのでは」

江本市議は17日、懲罰処分の取り消しを求める準備を進めていることを明らかにしました。2人の沼津市議をめぐる問題はまだ続きそうです。