来年度予算案の審議日程をめぐって対立していた与野党ですが、与党側が目指していた30日の実質審議入りが1日遅れることとなりました。中継です。

政府与党が何よりも優先して予算案の年度内成立を目指す中、出鼻をくじかれた形です。

野党側はこれまで、審議入りの条件として旧安倍派の会計責任者の参考人招致を求める一方、自民党が反対し協議が続いていました。

こうした中、29日、安住予算委員長の提案により30日に参考人招致についての採決を行うこととなり、賛成多数で議決される見通しです。与野党はまた、31日から予算案の実質審議に入ることでも合意しました。

立憲民主党・山井和則議員「円満に参考人招致も決めたかったわけですけれど、自民党が反対をする中で審議が結果的に1日ずれてしまった。このことも非常に残念だというふうに思っております」

審議入りが1日遅れたことにある自民党幹部は、「ただでさえ日程がタイトな中、1日遅れるのは厳しい」と話しています。一方、自民党内からは「野党側が慣例に従って全会一致にこだわり採決を意図的に遅らせた」との批判も出ています。