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岸田首相 解散「諸般の情勢を総合して判断」

2023年6月14日 0:38
岸田首相 解散「諸般の情勢を総合して判断」

岸田首相は、衆議院の解散・総選挙について、「いつが適切なのか、諸般の情勢を総合して判断していく」と述べました。今の国会で解散に踏み切る可能性を排除しない考えを示したものです。

岸田首相
「解散・総選挙についても、いつが適切なのか諸般の情勢を総合して判断していく、今の通常国会、会期末間近になって、いろんな動きがあることは見込まれます。よって、情勢をよく見極めたいと考えております」

解散・総選挙について、岸田首相は先月の記者会見で、「今は考えていない」と述べていました。

しかし、13日、改めて問われた際には、「情勢をよく見極めたい」と述べました。今の国会の会期は来週21日までとなっていて、野党側は内閣不信任案の提出を検討しています。

こうした動きに対し、岸田首相は、野党側の出方次第では、解散に踏み切る可能性を排除しない考えを示しました。

岸田首相の発言について自民党幹部の1人は、「明らかに解散に前のめりになっているようにみえる」としています。一方で首相周辺は、「内閣不信任案を出させないための野党へのけん制だ」とも述べています。