NHK次期会長に内定・稲葉延雄氏が会見「NHKも生き残りをかけた努力が問われている」
NHKの次の会長に内定した稲葉延雄氏が記者会見し、「NHKも生き残りをかけた努力が問われている」と述べました。
稲葉氏は、静岡県伊東市出身の72歳。日本銀行に入行し、理事を務めたあと、複合機メーカーのリコーで取締役会議長などを歴任しました。
今回の就任にあたり、稲葉氏は「デジタル化の大きなうねりに、あらゆる企業が翻弄(ほんろう)されるのを目の当たりにした」と話した上で、次のように述べました。
NHK次期会長に内定・稲葉延雄氏「メディア・放送各社も、また、その中のNHKも全く例外ではなくて、ある意味で生き残りをかけた努力というのが、まさに問われている状況ではないかなというふうに思いました」
稲葉氏はまた、「公平公正で誤りのない情報を提供することなしに、国民の信頼は勝ちえない。職員が制作に専念、まい進できる環境づくり、質の高いコンテンツを作り続けられるようにする強靱(きょうじん)な財務体質の形成が大事だ」などと抱負を語りました。