第2次補正予算案 衆院本会議で可決
新型コロナウイルス感染拡大に対応する、今年度の第2次補正予算案がさきほど、衆議院本会議で、与党と立憲民主党などの賛成多数で可決されました。
一般会計の追加の歳出が、過去最大の31兆9000億円あまりとなる第2次補正予算案が衆議院を通過し、12日には成立する見通しです。
自民党・賛成 田野瀬太道議員「第1次補正予算を強化し、これとあわせて、事業規模230兆円を超え、GDPの4割にも上る世界最大の対策によって、しっかりと日本経済を守り抜いていくために策定されたものが、この第2次補正予算であります」
共産党・反対 藤野保史議員「重大な問題はこの巨額の予備費が、安倍政権が通常国会を延長せず、臨時国会も開かないことを可能にする点です。10兆円の予備費は好き勝手に使いたいが、野党に追及される国会は開きたくない、こんな身勝手な姿勢は断じて許されない」
また、立憲民主党などの野党系会派は、「国民が1日も早く、さらなる支援を待っている」として、採決には賛成しましたが、新型コロナウイルスによる不測の事態に備え、来週17日までの会期を延長すべきだと主張しました。
第2次補正予算案には、雇用調整助成金の引き上げや、売り上げが大幅に減った事業者を対象とした、家賃支援などの費用が盛り込まれています。