安倍元首相この秋に「国葬」 岸田首相が記者会見で発表
岸田首相は14日午後、記者会見を行い、銃で撃たれ亡くなった安倍元首相の葬儀をことしの秋に国葬の形式で行うことを発表しました。
岸田首相「この秋に「国葬儀」の形式で安倍元総理の葬儀を行うことといたします。安倍元総理を追悼するとともに我が国は暴力に屈せず、民主主義を断固として守り抜く決意を示してまいります」
岸田首相は国葬を行う理由として、安倍元首相が憲政史上最長の8年8か月にわたり総理大臣の重責を担ったことや内政や外交で大きな実績を残したことなどをあげました。
戦後、国葬が行われるのは吉田茂元首相以来、2人目となり、費用は全て国が負担することになります。
岸田首相は、また、ことしの冬に電力の需給ひっ迫が起きないよう、萩生田経済産業相に対し、最大9基の原発の稼働を進めるよう、指示したことを明らかにしました。
原発は現在4基が稼働していますが、新たに5基の再稼働を目指します。
岸田首相はまた、新型コロナの感染が拡大していることを受け、「新たな行動制限は現時点では考えていない」と述べました。
さらに、新型コロナワクチンの4回目接種について、すべての医療従事者と高齢者施設の従事者、およそ800万人を対象に来週以降、速やかに接種を進める方針を明らかにしました。