辞意表明から一夜…総裁選への動き活発化
安倍総理大臣の辞意表明から一夜が明け、自民党総裁選に向けた動きが活発化しています。
この週末も各派閥の会合が予定されていて、ポスト安倍レースがいよいよ本格化します。自民党の稲田幹事長代行は29日朝、日本テレビ系列の番組に出演し出馬に意欲を見せました。
自民党・稲田朋美幹事長代行「色んな制約の中でハードルは高いですけれども、もちろんチャンスがあれば、女性でも総理を目指すということが私は日本にとって必要だと思ってます」
ポスト安倍候補では、石破元幹事長、岸田政調会長らが既に出馬に意欲を示していますが、緊急事態ということで、継続性の観点から一貫して安倍政権を支えてきた菅官房長官も有力視されています。
菅氏はこれまでのところ、表向きには出馬について否定していますが、党内には菅氏で一本化を図り無投票での選出を模索する動きも出始めていて、今後、各派閥の駆け引きが激しくなりそうです。
一方、新たな総裁は来月15日までには両院議員総会を開いて選出する方向で調整が進んでいますが、その場合、全国の党員投票は行われないため、党内からは反発の声もあがっています。