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蓮舫氏“任命拒否”首相追及 除外判断は?

2020年11月5日 12:07
蓮舫氏“任命拒否”首相追及 除外判断は?

立憲民主党の蓮舫代表代行は、日本学術会議をめぐる任命拒否問題で菅首相が6人を除外した判断の経緯を追及しました。

経緯が徐々に明らかになってきています。菅首相が内閣府に対して人事に関する懸念を伝えたおよそ2日後に6人を除外する案が作成されたことがわかりました。蓮舫氏は、短時間での判断に疑問を呈しました。

立憲民主党・蓮舫代表代行「杉田副長官に懸念を伝えて、杉田副長官を通じて内閣府に指示を出したんですよ。今回はいつですか」

菅首相「9月24日に内閣府が、99名を任命する旨の決裁を起案してます。私はその前ですから22か23ぐらいだと思います」

立憲民主党・蓮舫代表代行「わずか1日か2日で6人が外されたんですか」

菅首相「(加藤官房長官と杉田副長官に)改めてそこは懸念を伝えてます。そしてそれを受けて杉田副長官から何日かした上で、私に報告があったということです」

立憲民主党・蓮舫代表代行「相談は99人で6人外したという相談ですね。それでいいと判断したんですね」

菅首相「そのとおりです」

また、蓮舫氏は杉田氏の関与について「事務方にそんな権限はない」と追及しましたが、菅首相は「事務の副長官は総合調整を担当している」と問題はないとの認識を示しました。

また、蓮舫氏が6人を外しても「出身大学がさらに偏る」と指摘したのに対し、菅首相は今回、任命拒否をすることで「結果として民間や若手が増えていくことを期待したい」と述べました。野党側の追及に対し答弁を修正した形です。