国会で菅首相の所信表明演説に対する代表質問が始まりました。野党側は、日本学術会議の任命拒否問題をめぐり経緯と理由の説明を求めました。

立憲民主党・泉政調会長「６名の学者の任命拒否の撤回を求めます。総理、拒否理由は何ですか」

菅首相「個々人の任命の理由については、人事に関することでお答えを差し控えます。私が任命権者として判断を行ったものであり、今回の任命について変更するということは考えておりません」

さらに、菅首相は学術会議の人選について「民間出身者や若手が少なく、出身や大学にも偏りが見られる」と指摘しました。

また、立憲民主党の枝野代表は学術会議法に「推薦に基づいて首相が任命する」と定められているため任命拒否は「明らかに違法だ」と追及しました。

これに対し、菅首相は「推薦の通りに任命しなければならないわけではない。政府の一貫した考え方だ」と述べました。