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任命拒否問題 過去答弁との整合性追及

2020年11月5日 16:16
任命拒否問題 過去答弁との整合性追及

日本学術会議をめぐる任命拒否問題で野党側は過去の政府答弁との整合性をただしました。

野党側は、菅総理の任命拒否は『総理の任命権は、学術会議からの推薦に付随するもの』であるという、過去の政府答弁と矛盾するとして追及しました。

立憲民主党・小西洋之議員「菅総理は、(過去の政府答弁で)総理の任命権が随伴的なもの、付随的なものだというふうにされている。そのことをご存じですか」

菅総理大臣「推薦された方々を、必ずそのまま任命しなければならない、ということではないという点については、内閣法制局を含めた政府の一貫した考え方である。この考え方に基づいて私は行いました。私自身は、そういう過去の答弁は承知してませんでした。ただ、基本的には尊重はしたいというふうに思います」

立憲民主党・小西洋之議員「答弁を知っているかではなくて、6名の学者の先生の任命拒否した段階で、あなたの任命権は推薦を破ることができない。付随的なものである、そうしたことをご存じでしたか」

菅総理大臣「私はたびたび申し上げておりますけれども、内閣法制局も含めた、政府の一貫した考え方に基づいて、答弁しているということです」

菅総理は、過去の政府答弁は知らなかったとしながらも、推薦された候補者を任命する義務はないことは「内閣法制局も含め、一貫した考えだ」と強調しました。

野党側は6人の任命拒否をめぐり、杉田副長官が内閣府と協議した際の公文書の提出や、杉田副長官の国会招致、予算委員会の集中審議の開催を求めていく方針です。