2日から衆院予算委 野党側、菅総理追及へ
国会では2日から衆議院の予算委員会がスタートします。野党側は、菅総理大臣との直接対決で、日本学術会議の任命拒否問題を徹底追及する構えです。山本記者のリポートです。
◇
代表質問での野党からの追及に対し、同じ答えを繰り返し説明を避けた菅総理。
菅総理(10月30日)「多様性が大事だということを念頭に、私が任命権者として判断を行ったものであります」
しかし、与党内からも「通り一遍の答弁では国民の理解は得られない」と心配する声も出ています。
野党側は、衆参両院で4日間にわたって行われる予算委員会で、一気に攻め込む構えです。
立憲民主党・枝野代表「代表質問でも聞かれたことに正面から答えないという姿勢が顕著でしたので、まずは、そのことを浮き彫りにするような審議をしていく」
また、これまで追及の急先鋒に立ってきた辻元清美議員や蓮舫議員も登場。
さらに、代表質問に続けて水曜日に枝野代表自らが質問に立つなど、立憲民主党は「オールスター」で臨みます。
代表質問で野党側は、「任命拒否の理由」や「判断の経緯」の説明を繰り返し求めましたが、菅総理は「最終的な判断は自分がした」などと、詳細な説明は行いませんでした。
野党側は、予算委員会では「拒否した理由について納得いく説明があるまで追い詰める」と意気込んでいます。
野党側は、この予算委員会が今の国会「最大の山場」として、攻勢を強める考えです。
菅政権は、発足してから最初の正念場を迎えることになります。