×

野党側「日本学術会議」元会長にヒアリング

2020年10月9日 12:04
野党側「日本学術会議」元会長にヒアリング

「日本学術会議」が推薦した会員候補が任命されなかった問題で、野党側は日本学術会議の元会長にヒアリングを行いました。

学術会議の元会長は菅総理大臣に任命拒否の理由を説明するよう求め、説明なしには学術会議も対応できないと批判しました。

日本学術会議元会長・広渡清吾氏「日本学術会議の独立性を保障しなければ、科学者の組織を国費でつくって運営しているということの意味はないじゃありませんか。一体何のために首相が任命を拒否したのかっていうこと。それが日本の政治をよくしようという方向で拒否をしたっていうことについて説明がなければ、どうしようもない。理由を言わなくては、首相の責任は、果たせないのではないかと思います」

一方、河野行政改革担当大臣は9日、日本学術会議を行政改革の対象として組織や運営の見直しを行うことを明らかにしました。政権幹部は「ここまで来たら学術会議の改革をするしかない」と話しています。

野党側は「組織改革と任命拒否は別問題」で論点のすり替えだと批判していて、自民党内からも「このタイミングでやるのはめくらましだ」との声があがっています。