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学術会議“任命見送り” 野党側が経緯追及

2020年10月7日 12:02
学術会議“任命見送り” 野党側が経緯追及

「日本学術会議」が推薦した会員の任命を菅総理大臣が見送った問題で、国会で閉会中審査が行われ、野党側は任命を見送った経緯や、法律の解釈変更を行ったのかと追及しています。中継です。

野党側の「解釈変更したのか」という追及に政府側は「解釈の変更はしていない」と突っぱねていて、議論は平行線が続いています。

会員の任命をめぐり野党側は、政府が1983年の国会で「推薦したものは拒否しない」と答弁していたにもかかわらず、2年前に「推薦のとおりに任命する義務はない」との見解をまとめていたことについての整合性をただしました。

立憲民主党・今井雅人議員「内閣総理大臣が形式的な発令を行うというように解釈をしていますと明確に答えられておりますが、答弁が間違っていたということですか」

三ツ林内閣府副大臣「任命権者たる内閣総理大臣が推薦のとおりに任命しなければならないというわけではありません。考え方を変えたということではありません」

立憲民主党・柚木道義議員「なぜ任命拒否されたのか、理由をぜひ明確にお答えください」

三ツ林内閣府副大臣「総合的・俯瞰的観点から活動を進めていただくため、(総理大臣が)任命を行ったものと。具体的な選考過程については人事に関することであり、お答えを差し控えたいと思います」

政府は任命を見送った理由を明確には答えない方針ですが、与党内からも「総合的・俯瞰的といっても聞いている方には伝わらない」「このまま説明をしないと国民に隠していると思われてしまう」という声が出ていて、政権へのダメージを心配する声が広がっています。