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野党“事前調整なし”追及強める 学術会議

2020年11月6日 22:32
野党“事前調整なし”追及強める 学術会議

日本学術会議をめぐり、菅首相が、任命拒否は政府と学術会議の間で推薦前の調整がなかったことが要因だと、答弁したことについて、野党側は追及を強めています。

共産党 小池書記局長「一定の調整というのは何ですか」

菅首相「任命に当たっての考え方を申し上げて、意見交換をした」

共産党 小池書記局長「政府のほうは、この人はちょっと困るなというようなことがあって、それで名簿から外れるという経過があって、初めて一定の調整になるんじゃないですか」

菅首相「一定の調整ということにつきましては、任命に当たっての考え方を、すり合わせたということであります」

共産党 小池書記局長「任命前の推薦前のその話を始めたのは、きのうが初めてですね、そのことを認めてください」

菅首相 「一定の調整というのは初めてです、ただ調整ができなければ任命をしないとは言ってません」

予算委員会終了後、野党側は、「総理からの説明がないと解決できない」として、予算委員会の集中審議の開催を求め、今後、与野党で調整することとなりました。

一方、野党側は、6人の任命を拒否した過程を記録した公文書の提出や、任命拒否に関与した杉田官房副長官の国会への出席も求めていますが、与党側は否定的な姿勢を示しています。