公明 斉藤副代表を衆院広島3区公認候補に
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公職選挙法違反の罪に問われ自民党を離党した河井克行元法務大臣の選挙区である衆議院・広島3区に、公明党はさきほど、斉藤副代表を党の公認候補に決定しました。
公明党の決定にある自民党関係者は、「自民・公明連立の終わりの始まりになるかもしれない」と危機感をあらわにしました。
さきほど会見した公明党の西田選対委員長は、「自民党との間で調整はつかなかったが、斉藤氏の擁立が最善だと考えた」と説明しました。また、ある公明党幹部は「自民党の候補では次の選挙に勝てないからだ」と話しています。
去年の参議院選挙で公明党は河井案里氏の応援に回りましたが、河井夫妻は選挙違反の罪に問われ離党。公明党支持者からは「もう自民党は応援したくない」と不満の声が噴出しました。
一方、自民党は、候補者選びをすでに始めていて「公明党には譲れない」と反発しています。
公明党関係者は「自民党が対立候補を立てれば全面戦争になる」と語っていて、影響は全国での自民・公明の選挙協力に及ぶ可能性もあります。
菅総理大臣の判断が焦点ですが、菅総理は周辺に対し「まずは党対党の話し合いで解決すべきだ」と話しています。
1年以内に衆議院選挙を迎える中、自民・公明の亀裂は菅政権の足元を揺るがす事態にもなりかねません。
衆議院・広島3区からは、立憲民主党の新人で元会社役員のライアン真由美氏が立候補することをすでに表明しています。