×

菅総理、コロナ「極めて警戒すべき状況」

2020年12月4日 23:56
菅総理、コロナ「極めて警戒すべき状況」

臨時国会が事実上閉会したことを受け、菅総理大臣が4日夜に会見しました。感染拡大が続く新型コロナウイルスについて、「極めて警戒すべき状況が続いている」として、強い危機感で対応すると強調しました。

菅総理「極めて警戒すべき状況が続いています。既に先週から重症者向けの病床がひっ迫しはじめており、強い危機感を持って対応しています」

菅総理はまた、「店の営業短縮は極めて重要だ」と指摘し、「営業時間短縮を要請した場合の協力金を支援するため、地方創生臨時交付金を1.5兆円確保する」と述べました。

一方、安倍前総理の「桜を見る会」をめぐる問題については、「これまで必要があれば、私自身が安倍前総理に確認しながら答弁を行ってきた」とする一方、事実関係の再確認は行わない考えを示しました。

また、日本学術会議の任命拒否問題で、「これほど反発が広がると思っていたか」と問われ、次のように答えました。

菅首相「これで大きくなるかどうかということでありますけども、私はかなりなるんではないかなというふうには思ってました」

その上で、任命を拒否した理由については、「人事に関すること」として説明しませんでした。

衆議院の解散・総選挙の時期については、「新型コロナの感染拡大を阻止し、経済の再生が最優先だ」とした上で、「衆議院の任期は来年秋までなので、時間的な制約も考え、よくよく考えていきたい」と述べました。

また、来週早々に新たな経済対策を決定すると明らかにした上で、2050年のカーボンニュートラル実現をめざし、2兆円の基金を創設することや、デジタル関係で1兆円を超える規模を確保する方針を明らかにしました。