北朝鮮、弾道ミサイルを少なくとも1発発射 米の脅威に対抗か
防衛省は14日午前1時47分ごろ、北朝鮮が平壌付近から弾道ミサイルを少なくとも1発、発射したと発表しました。被害の情報はないということです。
浜田防衛大臣は午前3時過ぎ、防衛省で会見し、北朝鮮が午前1時47分ごろ、平壌付近から弾道ミサイルを少なくとも1発、東に向かって発射したと発表しました。
高度はおよそ50キロ、およそ650キロ飛び、日本海に落下しましたが、日本のEEZ(=排他的経済水域)の外に落下したものとみられるということです。変則軌道で飛行した可能性があり、分析中ということです。
被害の報告は確認されていないということです。
浜田大臣は、北朝鮮に北京の外交ルートを通じて抗議し、強く非難したと明らかにしました。
また、浜田大臣は「北朝鮮は累次にわたり米国の脅威に対抗して、体制を維持するため独自の核抑止力が必要であると主張しており、そうした観点から、核兵器の運搬手段である弾道ミサイルの開発・運用能力向上に注力しているものと考えられる」と述べました。