防衛力強化へ財源確保法案 与党側が成立目指すも野党側反発
国会です。今の国会の最重要法案となる防衛力の抜本的強化の裏付けとなる財源を確保するための法案をめぐる与野党の攻防が激しくなっています。与党側は今の国会での成立を目指す一方、野党側は反発しています。中継です。
首相周辺は「財確法だけは必ず今の国会で成立させる」と話すなど、会期内成立に全力をあげます。焦点は野党側が一致してどこまで徹底抗戦するかです。
与党側は参議院の財政金融委員会で13日の採決を目指していました。今も審議が行われています。
これに対して野党側は、立憲民主党と日本維新の会など4党の国対委員長が会談を開きました。立憲民主党は財政金融委員会の委員長の解任決議案を提出する考えで、他の野党への理解を求めたものとみられます。
その後、自民党と立憲民主党の国対委員長が会談し、13日の採決は行わない事で合意しました。
会談後、立憲民主党の斎藤国対委員長は「きょうの採決は時期尚早である」と強調しました。
立憲民主党は委員長の解任決議案に加え、財務相の問責決議案の提出も視野に攻勢を強める構えです。
複数の自民党幹部が「野党が内閣不信任案を提出すれば岸田総理は解散する」との見方を示す中、野党側が内閣不信任案を提出するか、そのタイミングがいつかが焦点となっています。