総務省の幹部４人が菅首相の長男らから接待を受けた問題です。総務省は、菅首相の長男が国家公務員倫理法で接待が禁じられている利害関係者にあたると認めました。

立憲民主党・山岡達丸議員「この子会社の役員を兼ねておられる菅正剛氏、そして木田氏。このお２人も今のご認識として、秋本局長にとって利害関係者ですね」

総務省・秋本情報流通行政局長「子会社である衛星基幹放送事業者の役員を兼任しておられますので、利害関係者であると認識しております」

また、秋本局長は、会食中に「放送事業について話した記憶はない」というこれまでの答弁を一転させ、会話があったことを認めました。

一方、この問題で武田総務相は、放送政策を担当する情報流通行政局の秋本局長と湯本審議官を、２０日付で交代する人事を発表しました。

武田総務相「法案審議を円滑に進めていただくために人事異動させていただきました。国会審議を見据え適材適所の配置を行いました」

政府は幹部を事実上、更迭することで事態の収拾を図りたい考えですが、野党側は「記憶にないでは調査は進まない」などと追及を強めていく考えです。