韓国の国会議員らが2日、島根県の竹島に上陸しました。日本政府は、韓国側に「極めて遺憾」だとして強く抗議しています。

外務省によりますと、韓国の国会議員の竹島上陸は2021年8月以来です。

竹島に上陸したのは、韓国の最大野党「共に民主党」の国会議員1人と党の関係者ら14人とみられ、国会議員はSNSに、上陸した際のものとみられる写真を掲載しました。

一方、日本政府は、韓国の国会議員の竹島上陸が確認されたとして、外務省の船越アジア大洋州局長が、東京の韓国大使館の金容吉次席公使に対して、電話で強く抗議しました。船越氏は、「竹島は歴史的事実に照らしても、 国際法上も明らかに日本固有の領土であり、 到底受け入れることはできず、 極めて遺憾だ」として、再発防止を強く求めました。

日韓関係をめぐっては、岸田首相が今月7日からの韓国訪問を発表し、首脳が行き来する「シャトル外交」を再開させるなど関係改善の動きが加速しています。今回の竹島上陸は、これに反発する狙いもあるものとみられます。

韓国の国会議員の竹島上陸は、2021年8月以来です。